【教育コラム】新大学入試、いよいよ始まる!

中日新聞『eisuCOO伊藤奈緒の教育コラム』2020/9/30掲載

大学入学共通テストの出願が始まり、いよいよ新大学入試が本格的にスタートしました。

新大学入試の目玉だったはずの共通テストの記述問題も導入が見送られるなど、当初の構想から大きくトーンダウンしたことで、「結局共通テストはセンター試験と何も変わらない!」と言う人もいますが、それは大きな間違いです。共通テストはセンター試験に比べ平均点が1割程度低く、つまり難しく設定されます。
その背景には、私たちが苦手とする、多種多様で膨大な情報・文章を速く正確に読み解く力を問うという作問意図があります。
誰もが自由に情報発信できる今、中にはバズらせることを目的にした精度や信憑性の低い情報も氾濫しており、確たる「知識・技能」をもとにした強靭な「思考力・判断力」を持てるかどうかが重視されています。
共通テストの問題傾向は、この情報過剰社会で求められる力の育成を軸に据えたものであると、私は期待しています。

今eisuウェブサイトで公開中の「2020教育セミナー後編」ではそんなお話を詳しくしています。ぜひご覧くださいね!